沖縄県中小企業家同友会観光関連部会_守礼ネット会
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南部支部との合同例会を開催
サイト管理人
2011年 3月 07日(月曜日)

2月25日(金)、南風原中央公民館にて、守礼ネット会と南部支部による合同例会を開催しました。

守礼ネット会の新城良仁幹事長が司会を担当し、南部支部の喜瀬慎禄支部長が開会の挨拶を努めました。
報告者は、くに旅行サービス(与那原町)の代表である國吉富貴子氏です。「激変の旅行業界での新たな挑戦 ~経営を継いで1年、故人の思いを大事にして~」をテーマに語っていただきました。



●代表者を突然うしなって…
約1年前、くに旅行サービスの代表者であった夫君の博氏が病気で突然亡くなりました。悲しみのなかで、事業の継続と代替わり手続きのために嵐のような日々が始まります。
お客様の航空チケット手配は中断できないので、葬儀などの間にも旅行業務を続けました。代表者が亡くなると、金融機関の口座が一時凍結されたり、その時点までの確定申告が求められたりすることも体験しました。個人事業であったため、博氏の事業を廃業して、富貴子氏が新たに起業するという手続きも必要でした。
一緒に仕事を続けようという社員の決意にも支えられ、博氏が残した旅行業を継続しています。

●激変する旅行業界
従来の旅行業界では、地域の旅行代理店が仲介して航空チケットを手配するのが一般的でした。旅行代理店にとって、航空会社からの販売手数料が主要な収入源でした。
しかしインターネットが普及して、顧客が航空会社のホームページでチケットを直接購入するケースが増えます。航空会社にとって販売奨励の手数料を旅行代理店へ払うメリットが減少し、販売手数料を0とする「ゼロ・コミッション」の時代が始まりました。重要な収入源を失い、全国で旅行代理店の統合・縮小・廃業が続出しています。

●生き残りをかけた取り組み
経営環境が激変するなかで、くに旅行サービスは地域に密着したきめ細かな対応で生き残りをかけています。
沖縄本島で最も南にある旅行代理店という特色を生かし、南部エリアに重点を置いた営業活動を展開しています。
またツアーやチケットの手配の際には、ていねいなサービスと詳しい説明により、顧客に納得してもらうことで手続き料金をいただいています。チケット払い戻しのときに空港まで行って手続きするなど、きめ細かな対応は今でも旅行代理店でないと難しいのが実際です。沖縄ではインターネットでチケット購入できないという人も多く、まだまだ地域の旅行代理店のニーズがあります。

手元供養 沖縄博屋●新しい事業にも挑戦
旅行業以外にも業務を広げ、博氏が生前に考えていた手元供養品の販売を実現させました。
沖縄でも高齢化・少子化のなかで「お墓参りができない」「お墓の後継者がいない」という問題が増えつつあります。手元供養なら、故人の遺骨や遺品をペンダントやミニ骨壺に納め、いつも身近で供養できます。
手元供養品の販売契約のために内地まで行って何度も交渉を重ね、家族などの協力を得ながら通信販売ホームページをたちあげ、手元供養のショップ「沖縄博屋(おきなわひろしや)」を始めることができました。


國吉富貴子氏の報告をもとに、参加者によるグループ討論が行われました。「時代の変化の中で、どう生き残るか」を議題に、各社が目標や経験を語りました。


 

守礼ネット会の比嘉勤部長からは、座長として以下のような補足意見がありました。
「かつて旅行業者は『情報・企画・人』が商品でした。しかし『情報・企画』はインターネットでも得られるようになり、残るは『人』になっています。すでに旅行業者も沖縄県も『人』にスポットを当てて、カリスマと呼ばれる人材を育て始めている。観光業界だけではなく、これからは魅力的な『人』づくりが課題ではないかと感じてます。」
「また価格競争にのめりこむと中小の業者はジリ貧になる。高級志向の人をはじめ、安いものをただ求める顧客ばかりではないのだから、大手とは違う方向で住み分けていく必要があるでしょう。」

南部支部の宮城光秀幹事長による閉会の挨拶の後は、「ダイニングおしどり」にて交流会をおこないました。


【くに旅行サービスについて】
所在地:沖縄県島尻郡与那原町与那原3835-1
TEL:098-835-8088
ホームページ:くに旅行サービス 手元供養 沖縄博屋

 

 
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