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那覇ハーリー_伝統のハーリー船が競い合うゴールデン・ウィークの一大イベント
 
毎年、5月のゴールデン・ウィーク期間中、那覇ハーリーが開催されます。
沖縄県外のニュース番組の映像では、3隻の船が競争するだけの地味な行事のように見えますが、実際に那覇ハーリーの会場に来たら、山ほどたくさんのイベントと大量の参加者の熱気にびっくりすることでしょう。
ゴールデン・ウィークに沖縄に来る機会があるなら、ぜひ那覇ハーリーをご体験ください。
 
 
2011年の那覇ハーリー開催要項
開催期間 2011年5月3日(火)~5月5日(木)10:00~21:00
会場所在地 那覇港新港ふ頭(沖縄県那覇市港町1-16)
料金 見学無料
交通アクセス 路線バス(101番:平和台安謝線)県漁連前から徒歩約5分。
駐車場がないため、バス・タクシーを利用してください。
お問い合わせ 098-862-1442(那覇市観光協会)
ホームページ http://www.naha-navi.or.jp/

大きな地図で 那覇ハーリー会場 を表示
 
那覇ハーリー競技中 那覇ハーリーメインステージ
 
第37回 那覇ハーリー(2011年5月3日~5日)プログラム

5月3日(火)

10:00 オープニングセレモニー
10:15 ハーリー競漕[中学生、PTA、一般](18:30まで)
10:30 首里中学校吹奏楽
10:30 OTV杯沖縄県相撲選手権大会(16:00まで)
11:00 風之舞・創作エイサー
11:30 チアリーディング/ゆ~たん体操
12:00 日本全国地デジで元気!劇場 仲田幸子ほか
14:30 [お笑い] O-1グランプリ
15:30 [ライブ] ヒップホップ ダンスショー
16:20 世界のウチナーンチュ大会PR隊
17:00 ライブ
19:00 [ライブ] iora
19:40 [ライブ] D-51
20:40 [花火] 音と光のファンタジー

5月4日(水)

10:00 Oh!笑い けんさんぴん リハーサル&中継(13:30まで)
10:00 海上保安庁巡視船一般公開(16:00まで)
11:00 爬龍船体験乗船(16:00まで)
11:45 OTV杯ベンチプレス選手権大会(16:30まで)
12:00 沖縄プロレス(1回目12:00~13:00、2回目14:00~15:00)
14:00 エアロビクス大会
16:30 世界のウチナーンチュ大会PR隊
17:00

地デジ受信説明・ゆ~たん

19:00 [ライブ] manami
19:00 [ライブ] アイモコ
19:30 [ライブ] ディアマンテス
20:40 [花火] 音と光のファンタジー

5月5日(木)

10:15 ハーリー一般競漕(16:00まで)
11:00 子供ショー
11:30 那覇観光キャンペーンレディ認定証交付式
12:00 劇団でいご座 仲田幸子お笑いショー
13:00 花やからショー
13:30 世界のウチナーンチュ大会PR隊
14:00 日本全国地デジで元気!(テツ&トモ)
14:30 民謡ショー
15:30 SKANK69・ダンスチーム・From-K・Green Note Coaster・ひーぷーファミリー
15:30

地デジ受信説明・ゆ~たん体操

16:30 御願バーリー・本バーリー
17:00 ワールドダンス
18:30 [ライブ] シベリアンスカンク
19:30 [ライブ] オレンジレンジ
20:40 [花火] 音と光のファンタジー
 
那覇ハーリーは沖縄情緒がたっぷりの巨大なフェスティバル空間
龍をかたどった爬龍(ハーリー)と呼ばれる船による競争は、14世紀ごろに中国から伝わりました。豊漁と安全を祈願する海人(うみんちゅ)による祭りです。本来は旧暦5月4日におこなう行事ですが、観光客にも見てもらえるように新暦5月3日~5日に那覇ハーリーが開催されるようになりました。
那覇以外にも沖縄県内のさまざまな地域で、それぞれ特色あるハーリー競技があります。開催時期は地域ごとに異なります。

5月3日~5日の那覇ハーリー期間中は、那覇市をあげてのお祭りとなります。子供から大人まで大量の参加者が集まり、会場は大にぎわい。県外からの観光客のほか、米軍関係者など外国人もたくさん来場するのが沖縄ならではの特長です。
 
那覇ハーリー会場の様子那覇ハーリー会場の様子
 
那覇ハーリー会場の様子 那覇ハーリー会場の様子
 
密集する売店。にぎやかに集まる人、人、人…。
 
那覇ハーリー会場全景那覇ハーリー会場の様子
 
 
オープニングのイベントの様子。1日目の朝、参加団体の代表者によるテープカットとブラスバンドのパレードがおこなわれます。待望の那覇ハーリーの始まりです。
 
那覇ハーリーのテープカット那覇ハーリーのオープニングイベント
 
メインイベント=ハーリー船の競争
もともと伝統の那覇ハーリーは、泊・久米・那覇の3地域代表がハーリー船を漕いで競いあうものでした。現代では、青年会・企業などによる職域ハーリー、各地域の子ども会が対抗する子供ハーリーなど、たくさんの競争がおこなわれます。
多くの場合、1日目は子供ハーリーがおこなわれます。子どもたちの一所懸命な姿が感動的です。応援している父兄の方がエスカレート気味かも?
 
那覇ハーリー1日目(子供ハーリー)那覇ハーリー1日目(子供ハーリー)
 
那覇ハーリー1日目(子供ハーリー)那覇ハーリー1日目(子供ハーリー)
 
 
1日目後半と3日目は団体対抗の職域ハーリーがおこなわれます。各地域の青年会や企業・団体代表による試合は、それぞれのチームの意地と名誉がぶつかって大迫力。この日のために、仕事そっちのけで社員にハーリーの練習をさせる会社も珍しくありません。
自衛隊チームと海上保安庁チームのたたかい、女性だけのチームによるたたかいなど、毎年見どころのある対決が見られます。アメリカや中国・台湾など、外国人の有志によるチームもたくさん参加して、インタナショナルな友好ムードが漂います。
 
那覇ハーリー3日目(職域ハーリー)那覇ハーリー3日目(職域ハーリー)
 
那覇ハーリー3日目(職域ハーリー)那覇ハーリー3日目(職域ハーリー)
 
那覇ハーリー3日目(職域ハーリー)那覇ハーリー3日目(職域ハーリー)
 
 
那覇ハーリーのハイライトは、3日目の最後におこなわれる泊・久米・那覇の3地域代表による「本バーリー」。3隻の船にはそれぞれの地域伝統のカラーリングがほどこされ、揃いの衣装に身を包んだ代表チームが乗り込みます。
 
御願(うがん)バーリー
まず最初に、豊漁を祈願する御願バーリーがおこなわれます。各船に乗った歌い手によるハーリー歌に合わせ、船がゆっくりパレードします。
 
本バーリー
御願バーリーがおわれば、3隻が競争する本バーリーが開催されます。この日のために練習を重ねてきた代表チームが、その成果を発揮する時です。
 
那覇ハーリー3日目(御願ハーリー)那覇ハーリー3日目(御願ハーリー)
 
那覇ハーリー3日目(岸壁の観客)那覇ハーリー3日目(御願ハーリー)
 
 
那覇ハーリー期間中は、たのしいイベントがいっぱい!
那覇ハーリー会場では、ハーリー以外にもいろいろな催しが盛りだくさん。
対抗戦がない2日目には、ハーリー船への体験乗船があります。実際に乗ってみると船はかなり大きくて、全力で漕ぐのは結構ハードみたい。少し行列に並ばなくてはなりませんが、費用は無料なので是非ご参加ください。那覇ハーリーをよりリアルに実感できます。
 
那覇ハーリー(体験乗船)那覇ハーリー(体験乗船)
 
 
メインステージでは、子どもたちによるエイサー、お笑いステージ、ライブなどが朝から夜まで連日開催されます。テレビ番組の公開放送もあります。
 
那覇ハーリー(メインステージ)那覇ハーリー(メインステージ)
 
那覇ハーリー(メインステージ)那覇ハーリー(メインステージ)
 
 
サブステージでも相撲大会、お芝居の発表会、ダンスコンテスト、学生プロレスなど市民参加のイベントが多数。(開催年により、イベント内容は異なります)
 
那覇ハーリー(市民参加行事)那覇ハーリー(市民参加行事)
 
 
この記事の取材時には、海上保安庁の巡視船の無料乗船イベントがありました。コミック・映画「海猿」でも有名になった巡視船の内部を見られる滅多に無い機会です。ヘリコプターで海上の遭難者を救助するデモンストレーションもおこなわれました。
海上保安庁の一般公開イベントは那覇ハーリー2日目に実施されることが多いのですが、開催年によって予定が異なる場合があるので、事前に確認の上ご来場ください。
 
那覇ハーリー(海上保安庁体験乗船)那覇ハーリー(海上保安庁体験乗船)
 
那覇ハーリー(海上保安庁体験乗船)那覇ハーリー(海上保安庁体験乗船)
 
那覇ハーリー(海上保安庁体験乗船)那覇ハーリー(海上保安庁体験乗船)
 
夜は夜で、メインステージでミュージックライブがおこなわれます。3日間連続で海上花火パフォーマンスもあります。
ネオンがはなやかな夜店で射的や金魚すくいなどを楽しむのも良し。屋台で沖縄そばやトロピカルアイスなどを味わったり、泡盛やオリオンビールを堪能するのも良し。一日中どの時間帯に行っても遊べるのが那覇ハーリーです。(※花火の画像はイメージ写真です)
那覇ハーリー(ライブ)那覇ハーリー(花火)
 
那覇ハーリーのおすすめ観覧ポイント

大きな地図で 那覇ハーリー観覧ポイント を表示
【1】メインテント近くの岸壁
事務局のあるメインテントの近くは、出走前の様子やゴールの瞬間を見ることができます。スピーカーで実況中継が聴けるので、各参加チームの紹介や見どころなどがよくわかります。
那覇ハーリー会場 メインテント近くの岸壁

【2】Uターンポイント近くの岸壁
Uターンポイントは、勝負の分かれ目。素早くターン出来るかどうかでタイムが大きく違ってきます。
那覇ハーリー会場 Uターンポイント近くの岸壁

【3】メインテント前
メインテント前では、出場を控えたチームが集結。伝統衣装や旗が華やかな地元青年会があちこちで集合してしたり、各国の有志チームが肩を組んで記念撮影していたり、見ているだけで楽しい空間です。
那覇ハーリー会場 メインテント前

【4】メインステージ
メインステージでは、伝統芸能やお笑いステージ、音楽ライブやテレビ番組中継などが一日中おこなわれます。
那覇ハーリー会場 メインステージ

【5】新港ふ頭中央緑化公園
魚市場と会場のあいだにある公園は、各チームとその応援団の待機場所。ミーティングで気合を入れていたり、ウォーミングアップの体操をしていたり、この日のために練習を重ねてきたチームの意気込みが伝わります。
那覇ハーリー会場 新港ふ頭中央緑化公園

【6】魚市場「泊いゆまち」
那覇ハーリー会場近くには「泊いゆまち」があります。地元の那覇漁連が運営する魚市場で、地元で捕れた魚を中心に新鮮な海産物が並びます。沖縄独特の熱帯魚のようなカラーの魚も売っています。ハーリー観戦ついでに立ち寄ってみてはいかが? 全国発送できるお店もあるので、お土産にも便利です。
魚市場「泊いゆまち」 魚市場「泊いゆまち」

魚市場「泊いゆまち」 魚市場「泊いゆまち」
 
那覇ハーリーの歴史

那覇ハーリーの歴史県内各地でおこなわれるハーリー
ハーリーは14世紀ごろに中国より伝わりました。起源には諸説あって、(1)琉球に帰化した中国出身の人々(久米三十六姓)が伝えた、(2)南京で爬竜船を見た長浜大夫(ながはまたいふ)が那覇港で競漕を始めた、(3)豊見城の城主・汪応祖が中国からの留学後に漫湖で競漕を開催した、などの説が残されています。

今では沖縄本島から八重山諸島まで、県内各地域で大小さまざまなハーリーがあります。とくに那覇と糸満のものは規模が大きくて有名です。
爬竜船は「ハーレー」とも呼ばれ、糸満では「糸満ハーレー」という名称です。
競漕の途中で船をわざとひっくり返し、起き上がらせて水をかき出す「転覆ハーリー」をとりいれている地域もあります。時期的に最後におこなわれる名護ハーリー(8月ごろ)では「名護市長杯争奪全島職域ハーリー大会」が開催され、県内最強のハーリーチームを決める競技会のようになりつつあります。

47年の時を超えて復活した那覇ハーリー
那覇ハーリーが始まったころは久米村・那覇・若狭町・垣花・泉崎・上泊・下泊などの代表が数隻の船で競い合ったそうですが、その後は泊・久米・那覇の3隻が競う形になりました。
那覇ハーリーは琉球王国の国家的行事として栄えましたが、廃藩置県(1879年)で琉球王国がなくなったことから、いったん廃止されます。その後は地域の行事として一時期復活しましたが、1928年を最後に競技は途絶えました。
それが1975年、沖縄海洋博を機会に復活し、その後は沖縄を代表する行事になります。那覇ハーリーの復活にあたっては地元市民の多大な努力がありました。

42人乗りの巨大なハーリー船
県内各地でおこなわれているハーリーのほとんどは、乗り手11名ほどのサバニという小舟でおこなわれます。それにたいして那覇ハーリーの船は総勢42名乗りの巨大サイズ。3隻それぞれに色が異なり、泊は、琉球を表す黒色の船。久米は、中国を表す黄色の船。那覇は、大和を表す緑色の船となります。

魚市場「泊いゆまち」
【船のサイズ】長さ14.5m / 幅2.1m / 重さ2.5トン
【乗り手の数】漕ぎ手32人 / 鐘打ち2人 / 舵取り2人 / 旗振り3人 / 中乗り2人 / 歌うたい1人(計42人)

かつての那覇ハーリーは地域の誇りをかけた重要な勝負の場でした。体力の優れた若者が厳選されて、乗り手として選抜されると家門の名誉として饅頭が配られることもありました。漁師(海人)を乗り手として雇ったり、対立のあまり漕ぎ手が殴られる事件もあったそうです。

琉球王国以来400年の歴史と伝統を誇る那覇ハーリー。魅力の観光イベントがいっぱいの那覇ハーリー。いつかゴールデン・ウィークに沖縄を訪れて、ぜひ現地で御覧ください。

 

 
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