沖縄県中小企業家同友会観光関連部会_守礼ネット会
topimage003.jpg
 
斎場御嶽 琉球の心を今に伝える最高の聖地
 
沖縄では古くから伝わる聖域を御嶽(うたき)と呼びます。そのなかでも最高の聖地とされるのが、南城市にある斎場御嶽(せーふぁうたき)です。
琉球の文化・宗教観・建築物などは、ニライカナイの神話や御嶽信仰にもとづいて形づくられてきました。沖縄の心に触れたいと思う方は、斎場御嶽をぜひ一度お訪ねください。
斎場御嶽は2000年には首里城跡などとともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」としてユネスコ世界遺産に登録されました。最近まで入場禁止のエリアでしたが、今では公開されて誰でも見学できます。ただし一般的な観光施設とは違って聖地とされる場所ですので、マナーを守って静かに見学しましょう。
 
基本情報
所在地 〒901-1511 沖縄県南城市知念字久手堅
問い合わせ 98-949-1899(緑の館・セーファ)
料金 大人200円(20人以上の団体は150円)、小中学生100円、
入館時間 9:00~18:00 (入館締切17:30)
休館日 12月29日~1月3日
主な交通アクセス 那覇空港から車(一般道)で約1時間
沖縄自動車道・南風原南ICから車(一般道)で約40分
ホームページ http://www.city.nanjo.okinawa.jp/2/1812.html
 

琉球古来の神話では、ニライカナイとよばれる海の彼方からやってきた創世神アマミキヨが、琉球の島々を誕生させて久高島に降り立ちました。そのさいに、琉球列島の各地に七つの御嶽をつくります。なかでも久高島に面した斎場御嶽は最高の聖地とされました。
琉球王国時代は、国家最高の神職である聞得大君(きこえのおおきみ)によって斎場御嶽が管理され、重要な儀式の舞台となりました。琉球国王も、聖地巡拝する行事である東御廻り(あがりうまーい)の途中で、必ず斎場御嶽を訪れます。
ちなみに琉球では祝女(ノロ)が神聖視され、聞得大君も女性の役職です。つい最近まで斎場御嶽も男子禁制の場でした。
 
斎場御嶽の入り口
太平洋に面した南城市の美しい海岸線を車で走ると、斎場御嶽の看板が見えてきます。

 
御門口(ウジョウグチ)から参道へ
御嶽に入る参道の入口がウジョウグチです。静かな森の中にあり、天気のいい日には12月でも蝶々が飛んでいます。
古来よりの石畳を残してあり、足が滑りやすいので注意が必要です。車椅子の方が利用できるスロープも別に用意されています。
 

 
大庫理(ウフグーイ)
斎場御嶽の内部には、いくつかの拝所があります。参道に入って最初に見えてくるのがウフグーイです。ウフグーイは「大広間」などの意味があり、聞得大君の即位儀式「御新下り」が行われた場です。
国王から任命された祝女は、「御新下り」によって琉球の神との契りを結び、聞得大君としての霊力を得ます。聞得大君は琉球王国のさまざまな神事をとりまとめ、国王と並ぶほどの重要な役職でした。
 

 
御嶽には、寺や神社のような建築物はありません。拝所も岩などを配置した簡素なものです。かつて本土でも森や山を信仰の対象としたように、自然のなかの森の一部などが御嶽として神聖視されました。
 
三庫理(サングーイ)
2つの大きな鍾乳石の向こうに、久高島を望む拝所であるサングーイ)があります。三角形をした隙間から日が差し込む様子は神秘的で厳粛な雰囲気に満ちています。拝所では、神の島である久高島が木々の隙間から見えます。
 






寄満(ユインチ)
もともとユインチは「台所」を意味する言葉ですが、ここでは「豊穣の集まる所」という意味だと解釈されています。
 

 
沖縄本島の中南部は戦争によって破壊しつくされました。首里城や識名園など古くからの建造物のほとんどは瓦礫の山となり、戦後になってから復元されました。そのなかで斎場御嶽は、なんとか戦災をまぬがれた貴重な歴史的遺産です。沖縄の心を今に伝える斎場御嶽をこれからも大切に守っていかなくてはなりません。

 

 
Facebookでコメントする
戻 る